きらり⭐︎ぼっち

5 years later

グルグルしている、さとうもかのニューアルバム『WOOLLY』

WOOLLY

シンガーソングライター、さとうもかの

ニューアルバム『WOOLLY』

1曲目のイントロからして、楽しい音楽が鳴っている。しかし、なんだかささくれ立っている。

それは、表題曲の2曲目にしてもそう。

子供の微笑みをして話を聞いているけれど、ポケットにナイフをなぜだか隠し持っている彼女が見え隠れする曲が、今回は非常に多い。笑って聴いているだけではいられない。

でも、歌詞にしたためられているこの気持ち、

わかる。

彼女の歌詞の語彙のレパートリーというのは、平易なものでこねくり回してないんだろうけれど、思考のチョイス、言葉のチョイスによって、結果、可愛らしいフレーズに落とし込まれているのが、憎い。そして、可愛らしいのに、事の真髄を言い得ているのも、憎い。だから、何気なく聴いていて、突然「ああ、わかる」ってなる。

今回のリリースにあたって、

彼女のインタビューをいくつか見たが、どうやら本人自身もここ最近「もやもや」していたとのこと。(曲というのは正直なものだな)

だからと言って、

それだけが彼女なのかと言われたら

そうでもない。

だって、1曲目から、楽しい音楽を鳴らしていたじゃないか。

そのほかにも[Cupid arrow]に[Sugar Science 先生]に代表されるように、愛することや生きることに、真剣だからこそ、まわりまわって、愉快にキュートに輝く曲もちゃんとあって。それがまた「さとうもかの曲だー」と嬉しさ爆発💥

ああ、そうそう。

個人的に、[アイロニー]が好き。

この曲の何が好きかというと、アレンジなのかな。最初は「アプリの録音か!?」と突っ込みたくなる籠った音をしているんだけれど、サビでその殻から弾けて「生きることにまっすぐでいたいよ」と歌う彼女が色鮮やかに飛び出してくるのを、聴いているこちらも、パワーをもらえる。

そう。悩んでばかりでもいられない。

だって、こんな世の中だしね。

アイロニー

もうそんなのに振り回されない

悩んだ日々にバイバイバイ

信じるのは光る思い

それだけでいいはずだわ!

最後の最後に「!」で締め括られているのも、いいですね。吹っ切っている。